ポンプの設置工事を行っている会社ですが、建設業許可だとどの業種に該当するのでしょうか?

ポンプの設置工事は「とび・土工・コンクリート工事」か「機械器具設置工事」、「さく井工事」に該当すると思います。とび・土工・コンクリート工事に該当するか機械器具設置工事に該当するかは設置するポンプの規模によって異なります。また、井戸などを掘って揚水設備を設置するような場合はさく井工事になります。

とび・土工・コンクリート工事に分類されるケース

既成のポンプを現場まで運び設置工事を行う場合は、とび・土工・コンクリート工事に分類されます。比較的コンパクトなポンプで工事も現場での据え付けがメインとなるような工事です。

機械器具設置工事に分類されるケース

ポンプが既製品ではなく、部品を現場に持ち込み組み立てをして、試運転をして納品するような場合は機械器具設置工事に分類されます。比較的規模の大きい、揚排水機器の設置工事などが該当します。

さく井工事に分類されるケース

例えば井戸を掘り、水を汲み上げるための揚水設備を設置するような工事であれば、さく井工事に該当します。さく井機械を使用してのさく井、さく孔がセットとなります。

紛らわしいとび・土工と機械器具設置工事の違い

既成のポンプを現場まで運び設置するのであれば、とび・土工・コンクリート工事に該当し、現地で組み立てる必要のある、比較的規模の大きなポンプを設置するようであれば、機械器具設置工事、さく井とセットで揚水設備などを設置するような場合は、さく井工事となります。

ポンプの設置工事の場合、さく井は掘るという作業がセットなので、わかりやすいですが、とび・土工・コンクリート工事と機械器具設置工事はわかりにくい点があると思います。とび・土工・コンクリート工事と機械器具設置工事の違いなのですが、一般的には、現場で据え付けるだけのようなものはとび・土工・コンクリート工事で現場で組み立てが必要なものは機械器具設置工事に該当すると考えていただければと思います。

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