株式会社東江興業 代表取締役 東江諭高様に建設業許可を取ろうと考えた理由、申請代行をハイク行政書士法人に依頼した経緯と成果について詳しく伺いました。

斫り工事に注力

--株式会社東江興業について教えてください。

東江興業は、斫り・毀し工事、解体工事を承っています。中でも斫り工事には特に注力しており、豊富な知識と経験で、高品質な工事を提供しています。私自身は15歳でこの道に職人として入り、独立するまでの15年間は同じ会社に勤務しています。2014 年から個人事業としてスタートし、2017年に法人化しました。現在、社員は6名で、20代、30代が中心です。仕事は1都3県が中心ですが、福島県や茨城県が現場の仕事も増えており、少しずつエリアも広がっています。

工事規模は小さな建物から大きなビルまで幅広く、年間60件以上にわたる実績があります。そして職長・安全衛生責任者や玉掛などの資格を持った職人が在籍しています。高品質な工事には、豊富な知識と経験が不可欠。有資格者だからこそできる、確かな質の工事を行っています。また、どれだけ高品質な工事をご提供しても、現場マナーがなっておらず近隣の方とのトラブルに発展してしまっては、意味がありません。そのため近隣の方への工事前のご挨拶はもちろん、ヘルメットの着用などの安全管理などの現場マナーも徹底しています。

当社ではお客様、そして従業員同士のコミュニケーションを大切にしています。お客様とのコミュニケーションで小さなご要望まで認識し、従業員同士のコミュニケーションで工事の質を担保します。コミュニケーションがあってはじめて、完璧な工事を実現できます。

--東江興業の業務内容を教えてください。


株式会社東江興業 代表取締役 東江諭高様

当社が注力している斫り工事とは、コンクリートやアスファルトを削る工事です。具体的には家の新築や改築工事の過程で、必要に応じてコンクリートの壁を削ったり、出入り口部分のアスファルトを削ったりします。斫り工事としては、コンクリート斫り・毀し工事、杭頭処理工事、ガス溶断工事などを請負っています。そして斫り工事では、振動や騒音問題がつきまといます。当社では振動や騒音を出来る限り低減するための努力をし、合わせて粉塵対策にも力を入れています。

その他の工事としては、内装解体工事、コンクリート重機解体工事、鉄骨解体、小ビル人力斫り工事などを請け負っています。さらに2022年8月にノミ焼き加工の工場を開業しました。大小さまざまなノミの加工も行っています。

スピード感ある対応で依頼を決める

--建設業許可を取得しようとした理由を教えてください。

1年通しての現場も発生してきましたので、どうしても金額的に500万円を超えてしまう受注が出てきました。また、スーパーゼネコンの元請に2次業者で入っているときに、許可について聞かれましたので、これは取得しないといけないかなと思いました。特に早く取得するようにいわれたわけではありませんが、下請として入れなくなることは避けたいですね。

--どうやってハイク行政書士法人を知って、依頼に至ったのですか。

許可の取得をしようと決めた後、現場の休憩時間にネット検索で探しました。「建設業許可」などの言葉で検索した記憶があります。検索結果を見ていくと新宿にあるハイク行政書士法人を見つけました。近くがいいと思っていたので、新宿駅の近くにあるということも着目した理由の一つです。

早速、電話をしたところ、すぐに対応してくれて、確かその日のうちにハイク行政書士法人を訪ねて1回目の打ち合わせをしました。

--依頼先を即決したように感じますが、ハイク気行政書士法人のどこがよかったの教えてください。

電話での対応にスピード感がありました。私は受け答えなどにスピード感がないのは嫌いなので、スピード感ある対応がよかったので依頼を決めました。

要件を満たすためのアドバイス

--そのときに建設業許可に必要な要件は満たしていたのですか。

3つの要件のうち、経営業務の管理責任者の要件と財産要件については大丈夫だ思いました。専任技術者の要件についても、一級や二級建築施工管理技士などの資格を持っていればよかったのですが、私には実務経験しかありません。実務経験としては以前の勤務先に10年以上勤務していますし、独立してからも5年経っています。10年以上の経験があれば大丈夫という噂も聞いていましたので、これで申請できるのではないかと考えました。

実際にハイク行政書士法人に相談したところ、実務経験10年を証明する書類が必要なことがわかりました。具体的には以前の勤務先が建設業許可会社の場合、当時の勤務経験については厚生年金の加入記録が必要とのことでした。5年間は独立後の経験を、残りの5 年間は以前の勤務先での経験を証明しようと考えていましたが、資料を揃えてハイク行政書士法人に確認してもらったところ、厚生年金の加入記録がありませんでした。以前の勤務先が当時は厚生年金に未加入だったため、実際には常勤勤務していたものの、その証明を東京都が通常求める資料では証明できなくなってしまったわけです。

--要件を満たすために、ハイク行政書士法人からはどのようなアドバイスがありましたか。

勤務していたことを何か証明できる書類がないかを聞かれました。私は几帳面なのかはわかりませんが、務め始めた頃からのすべての給与明細書や住民税の特別徴収税額決定通知書(納税義務者用)、給与所得の源泉徴収票などをきちんと保管していました。こうした書類があることをハイク行政書士法人に伝えたところ、何とかなるかもしれないとの返事をもらいました。

仮に要件を満たすことができないと、あと4?5年業務を続けてからの認可取得になります。すると逃してしまうビジネスチャンスもあるのではないかと思い、正直心配でした。

会社を成長させるには建設業許可の取得は不可欠

--結果的にはどのようになったのですか。

私が保管していた書類から、ハイク行政書士法人が以前の勤務先からの給与の支払いと、各資料の額面の整合性が整うことを確認し、以前の勤務先に常勤していて、他からの収入はないことを証明する書類を揃えて、要件を満たすことができるのかを東京都と事前相談してくれました。

その結果、厚生年金の加入記録はなくても以前の勤務先にきちんと常勤勤務していたことを証明することができる、つまり要件を満たすことができると判断され、申請にいたりました。これはハイク行政書士法人に教えてもらったのですが、給与明細書は一助にはなりますが、それだけだと厳しかったようです。源泉徴収票など公的な書類を保管していたので、なんとかなったそうです。

--2020年3月5日にとび・土工工事業として、建設業許可を取得しました。お仕事への影響はありましたか。

まったく違いますね。お客様も増えましたし、売上も増えました。実際のところ、建設業許可を取得してから、自社のWebサイトも一新したり、定期的に更新を行うようにもしていますので、建設業許可だけで増えたとは思いませんが、いい影響を与えてくれたと思います。

また、きちんと会社を成長させようと考えたら、建設業許可は必須だと思います。人を増やして、いい仕事を請け負って成長していくためには、建設業許可は不可欠ですね。

また、仕事を受ける際、いまはWebサイトを通じて労務・安全衛生に関する管理書類を提出します。グリーンサイトやBuildee(ビルディー)というそれらができるWebサイトには、建設業許可を取得していないと入れません。こうした部分でも助かっていますし、多少ですが業務の効率化の一助にもなっていると思います。

要件を証明するために知識とノウハウに感謝

今後の業務展開など、お聞かせいただける部分がありましたらお願いします。

2023年で私は44歳になります。50歳は一つの節目だと考えていて、その時までに社員を20名規模にしたいと考えています。社員を育てるには時間もかかりますので、常に人材は募集中ですね。

--ハイク行政書士法人への評価と今後の期待についてお聞かせください。

スピーディに対応してくださり、感謝しています。私のケースはかなりレアなケースのようですが、要件を証明するために知識とノウハウを駆使して、東京都とも打ち合わせをしてもらい、本当に助かりました。

今後、他の種類の建設業許可の取得も予定していますので、その際にはまたよろしくお願います。

──東江興業様、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

東江諭高社長とハイク行政書士法人・豊川(左)
◎株式会社東江興業
ホームページ  https://www.touekogyo.jp