有限会社ボーンズホーム 代表取締役 小玉正彦氏に、建設業の許可を取ろうと考えた理由、申請代行をハイク行政書士法人に依頼した経緯と成果について詳しく伺いました。

屋根裏収納専門リフォームに特化し、施行実績は3,000件超

-ボーンズホームの業務内容を教えてください。

屋根裏収納専門リフォームに特化している会社です。建売メーカーに勤務した後、独立し、最初は個人事業でしたがすぐに法人化して16年になります。施行実績は3,000件を超えました。

-なぜ屋根裏収納専門に特化したのですか

特化するメリットは、お客様からは専門業者として認知・信頼してもらえること、特化することで同じ材料を活用でき無駄が省けますからお客様のためになると考え、独立当初から屋根裏収納専門リフォームの会社として業務を行ってきました。

私は独立するときからWebサイトで集客しようと決めていました。ネット検索で上位表示されることで反響をもらい、お客様に来ていただくことを考えたのです。ですから、折り込みなど広告費がかかる集客方法は一切行わず、最初は自分で作ったWebサイトで集客を行いました。

Webサイトで集客する際、ネット検索で上位表示されることが必須です。総合的なリフォーム会社では競合相手が多過ぎて、決して上位表示されません。そこで屋根裏収納専門リフォームに特化することで、ネット検索での上位表示を可能にしたのです。

ですから特化した最大の理由はネットでの集客のためといっても過言ではありません。

工事費用を考えると許可はいらない!?

-屋根裏収納専門リフォームとしての業務実績を教えてください


有限会社ボーンズホーム 代表取締役 小玉正彦氏

独立初年度は7件でしたが、2年目で50件になりました。その頃、Webサイトを見た新聞記者の方から記事にしていただきました。その影響もあってか3年目は80件になりました。ここから5年くらい80件程度が続いて、いつの間にか最高施工件数年間170件程度になり、現在も同様の件数(キャパオーバー状態)で推移しています。月の工事稼働日数が14~15日で、だいたい3~4ヵ月先まで予定が決っている状況です。

-リフォーム費用としてはいくらくらいでしょうか。

屋根裏収納は1日の工事で30万円~50万円、屋根裏部屋仕様は2日か3日の工事で80万円~100万円程度です。屋根裏部屋仕様では、屋根裏に断熱材を入れて部屋化するわけですが、屋根が直接ある状態と比較すると、屋根裏部屋はもちろんのこと家全体が断熱される効果があります。もう何年も猛暑の夏が続いていますから、この効果を見越して屋根裏部屋仕様を選択する方が増えていますね。

-いまのリフォーム費用をお聞きすると、建設業許可の必要はないと思いますが、500万円を超えるよう工事の依頼が増えてきたのでしょうか。

それはありません。当社は特化していますし、屋根裏収納以外の工事は請けていませんから、500万円になることはありません。ですから工事費用だけを考えると建設業許可は必要ないんです。

実績に加え、さらなる差別化のために建設業許可が必要

-なぜ建設業の許可を取ろうと考えたのですか。


ボーンズホームのWebサイト

屋根裏収納専門リフォームとして当社は先駆け的な存在ですので、最初の頃同業他社はほとんどいなかったと思います。もちろん、総合的なリフォームを行う中で屋根裏収納の工事はありますが、専門特化してお客様と直接契約で業務を行っているところは私が知るかぎりはありませんでした。

ところが当社が順調に推移しているのを見て、ビジネスモデルを真似してくる会社が現れました。中にはWebサイトまでそっくりそのまま真似しているところもあります。

当社は「こだわり=真心」をモットーに快適な住まい作りのお手伝いをしてきましたので、お客様の喜びの声も10数年の蓄積があります。また、インスタグラムでたくさんの施工実績の写真を公開していますので、実績を見ていただければ差別化はできると思います。

ただ、それだけでは不十分ではないかと考えました。Webサイトはあくまでも当社がお客様に提供しているものです。そこに第三者の格付ではないですが、評価してもらったものを載せることで、さらなる差別化を図りたいと考えたのです。

-いつ頃から取ろうと考えていたのですか。

許可を取りたいとずっと前から考えていましたが、現実的に仕事上の必要があるわけではないので、手つかずのままでした。ただ、ビジネスモデルを真似して、当社よりも低コストで打ち出している相手に対して、さらなる差別化は必要だと考えました。例えば自分自身もそうですが、ネットショッピングをするときに、レビューと実績はもちろんですが、お墨付きがあるものなら得体が知れないものよりちょっとくらい高くても購入しますよね。

当社は工事のクオリティに関しても、丁寧に行っていますし、仕上りにも自信があるからこそ、インスタグラムでどんどん施工写真を公開しています。そこに建設業の許可を加えることで少しでも抜きん出たいし、確かなものであることを伝えたいと考えました。

この人になら全権を委ねられると思い依頼

-建設業の許可を取るためにハイク行政書士法人に依頼した経緯をお聞かせください。

会社を設立するときには自分で行ったので、一瞬今回も自分でもできるんじゃないかと考えました。でも、ちょっと調べてみるとそれは無理なことだとわかって行政書士への依頼を考えました。

普段は検索される側ですから、検索することには慣れていなかったのですが、「建設業許可 東京」で検索し、スポンサーサイトではなくて、上位に表示されるところにしようと決めて、上に出て来た他の事務所にまず電話をしてみました。ところが話しているうちに金額はどんどん上がるわ、上から目線の話し方に変わってくるわで、考えますといって電話を切りました。

そこでもう一度検索していくつかのWebサイトを見て、ここがいいなと思ったのがハイク行政書士法人でした。ただ、もう遅い時間でしたので、翌日電話をすることにしました。

翌日、仕事を終えてから再度検索したのですが、見つけられなくて(笑)。そこで前日、Webサイトを見たときに東京都の建設業許可相談員であることが印象に残っていたので「東京都 相談員 建設業許可」で検索をして、改めてハイク行政書士法人のWebサイトを見つけて電話をしてみました。そのときに出られたのが木下さんでした。

-電話での木下さんの印象はいかがでしたか。


「当社の検索上位、差別化といった意図を正しく理解してくれました」と 小玉社長

とても親切で丁寧な印象でした。どんな質問に対しても穏やかに答えてくれるし、コストに関しても明朗会計という印象でした。お話をして、ここにお願いしようと思いましたので「前向きに検討したい」と伝えて、一度来ていただけることになりました。

-打ち合わせのときの印象は、電話と変りませんでしたか。

いろいろと説明をしてもらいましたが、イメージ通りというか、イメージ以上に印象が良かったのを覚えています。この人になら全権を委ねられると思い依頼を決めました。

また、ハイク行政書士法人もWebサイトを活用して集客を行っていますので、私が検索上位表示にこだわる理由、競合他社との差別化のために建設業の許可を必要としていることもすぐに理解してもらえました。

打ち合わせの際、こちらで用意する資料、用意の仕方について丁寧に説明してもらいましたので、その後の資料準備で特に困ることはありませんでした。

-資料の用意はから申請まではスムーズに行うことができたのですね。

ひとつ焦ったことがありました。実は10年間の実務経験を説明する資料の用意についてですが、当社はお客様との直接契約なので注文書関係はすべて保管しています。ただ独立して15年が経っていましたので、最初の5年分は捨てていました。年度で考えると不足しそうになったのですが、木下さんから「今期の業務を入れることで大丈夫です」とアドバイスをいただき、なんとか揃えました。

最初に来ていただいたのが、2018年9月6日で、こちらから資料をお送りしたのが11月中旬でした。都庁ヘの申請が12月11日で、許可が下りたのは2019年1月4日でした。

新年早々気持ち良かったですね。申請してから許可が下りるまでも早かったと思います。

建設業の許可が下りたら、Webサイトのトップに「ボーンズホームは建設業許可業者です」とバーンと出したいと思っていましたので、すぐに更新しました。

建設業の許可を取りたい人には絶対に薦めます

-建設業の許可が下りてWebサイトで建設業の許可を明示したことで、お客様の反応などに変化はありましたか。

直接的には急激にアクセス数が伸びるとか、それを理由に依頼したいということはなかったと思います。ただ、建設業の許可を取ることはお客様からの信用につながると考えていますし、自分に取っては大きな自信につながりました。

お客様は厳しい要件をクリアして許可を得ていることは知らなくとも、当社の資料に挟んである許可証のコピーを見れば、許可を出したのが小池都知事だということはわかりますので、自然と安心につながっているのではないでしょうか。

また当社のお客様の中にはプロの方、例えばハウスメーカーやゼネコン勤務の方、一級建築士の方などが結構います。そうした方たちは許可を取っていることは当り前と感じていると思います。逆に取っていないと選ばれないことにもつながるかもしれません。

-ハイク行政書士法人への評価と今後の期待についてお聞かせください。

最初の電話での問い合わせから非常に丁寧で親切な対応をしていただきました。申請準備から許可が下りるまでもスムーズで早かったと思います。建設業の許可を取りたいという人がいたら、絶対に薦めます。

今後も、毎年行う事業報告の届出、5年ごとの許可更新などハイク行政書士法人とのおつきあいは継続していきます。ハイク行政書士法人にはもっと伸びて大きくなって欲しいし、みんなに知ってもらいたいと思います。

──ボーンズホーム様、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

◎有限会社ボーンズホーム
ホームページ  https://www.bornshome.com
※ 取材日時 2019年12月11日
※ 取材制作:カスタマワイズ