デザイン・ジャパン・システム株式会社の代表取締役 矢田部 純氏に、内装仕上工事業の認可に関する申請代行をハイク行政書士法人に依頼した経緯と成果を詳しく伺いました。

オフィスや店舗の内装工事業を展開

-御社の主な業務を教えてください


<内装施工例>

17年前、個人でオフィス家具の組み立てサービスを提供したのが当社の始まりです。お客様の要望に対して断ることなく応えている中で業務の幅が広がり、平成22年7月にはデザイン・ジャパン・システム株式会社を立ち上げるまでとなりました。大阪にはフランチャイズの支社もあります。

現在はオフィス・店舗のリニューアル、レイアウト変更、増改築、移転などに対し、モニターの壁掛け・天吊り設置、カーテン・パーティーションの設置、デスクをはじめとするオフィス家具の組み立て・設置、床の張り替えといった内装業務、電気配線業務(IT関係を除く)を幅広く提供する会社としてご愛顧いただいております。

ホームページでは、モニター設置のノウハウを生かした壁掛け金具、天吊り金具、モニターアーム、モニタースタンド、さらにはオーダー家具も販売。ご好評をいただき、おかげ様で日本全国から注文をいただいております。

-クライアントはどういった企業ですか?

大手企業を中心に十数社と取引しています。特に放送機器・技術に関する展示会に出展して以降、新規の取引先が増えてきています。また、大手放送会社とは長いお付き合いがあり、すでに100台以上のモニターを設置してきました。

内装施工例。旧正面扉と壁撤去、新規パーテーション設置、カーペット張り替え、電源工事、新規什器設置、アルミフレームモニターパネル設置などを行っている

仕事の枠を広げ成長していきたい

-内装仕上工事業が必要になった背景を教えてください。

大手企業の案件が増加してきたことが理由です。例えば、大手放送会社の案件では、大きな放送卓の設置・組み立てを依頼されることがあります。この場合、施工費の金額も大きくなり、2~3台ともなれば内装仕上工事業の認可を得ていなければ受注できない500万円を超えてしまいます。

当社としては500万円以上の案件も受注し、もっと仕事の枠を広げ成長していきたいという思惑があります。そこで、内装仕上工事業の認可を申請する運びとなりました。

-ハイク行政書士法人に申請代行を依頼した理由は?

2015年の夏頃、当社の顧問税理士からハイク行政書士法人を紹介していただきました。石橋さんにご来社いただき、誠実な対応をしてもらいましたので、ぜひお任せしたいと思いました。

必要書類を一つひとつ丁寧に説明

-誠実な対応とは。

内装仕上工事業の認可を得るための要件について、以下の説明をいただきました。もちろん、私もある程度は承知していましたが、必要になる書類も一つひとつ丁寧に説明していただいたので、大変参考になりました。

【建設業許可を受けるための主な要件】

要件1:経営業務管理責任者がいること
要件2:専任技術者がいること
要件3:資金・財産を満たしていること

-要件はスムーズにクリアできたのでしょうか。


デザイン・ジャパン・システム株式会社
代表取締役 矢田部 純氏

要件に対し、以下のように対応しました。

【要件1:経営業務管理責任者がいること】
会社として内装工事を5年以上手掛けていますから、経験としては問題はありませんでしたが、資料を集めるのが大変でした。自宅や倉庫から集めてダンボール一箱に詰め、石橋さん宛に送りました。

【要件2:専任技術者がいること】
当初は該当する人が見つからず苦労しました。各方面を当たり、外注として出入りしていた方の中に「実務経験が10年以上ある人」が見つかり、その人を雇用することで要件を満たしました。10年の実務経験だったので、石橋さんはその人の経験を証明するのも苦労したみたいですよ。

【要件3:資金・財産を満たしていること】
特に問題はありませんでした。

申請から許可までは1カ月

-内装仕上工事業の認可を得るまで1年ほどの期間がありましたが。

本業の内装業務が忙しかったことや専任技術者を探したこと、確認資料の収集に手間取ったことで、思いのほか時間がかかってしまいました。2016年の10月より、大手放送会社との直取引が決まり、私も慌てました。直取引となれば、間違いなくバジェットが大きくなりますから。石橋さんのご協力のもと書類収集に本腰を入れ、11月初旬にようやく内装仕上工事業の申請に必要な書類を揃えることができました。

申請の経緯は以下の通りです。

初回面談 2015年9月
申請日 2016年11月7日
許可日 2016年11月30日
許可業務(内装仕上工事業) 住宅、オフィス、商業施設、店舗といった建物内の床、壁、天井などを、木材、石膏ボード、吸音板、壁紙、たたみ、ビニール床タイル、カーペット、ふすまなど用いて建築物の内装仕上げを行う工事
費用 108,000円+実費分

-ハイク行政書士法人の対応はいかがでしたか。

石橋さんのアドバイスのもと、書類が揃ってからは申請~許可まで約1カ月、スムーズに運びました。石橋さんには何度もご足労いただき、書類に関して同じようなことを繰り返し聞いてしまいました。長い間待っていただき、本当に申し訳なく思っています。でも、石橋さんは嫌な顔ひとつせず温かいアドバイスと丁寧な説明に徹してくれました。本当に感謝しています。

かかった費用は10万8000円に登録免許税・印紙代、履歴事項全部証明書、納税証明書、住民票などの実費分のみ。営業経費、交通費などの請求はありませんでした。当社の都合で申請まで時間がかかったことを考えると、とても安価だと思っています。

-最後にハイク行政書士法人への期待をお願いします。

今後は電気通信工事も申請する予定です。この業界の繁忙期である2~8月(2018年)に狙いを定め、まずは電気通信工事の業務を幅広く手掛けられることをアナウンスし、来年の10~11月には申請するつもりです。

もちろん、その際にはハイク行政書士法人に申請代行をお願いします。当社としては今まで通り、お付き合いしていただけることを希望します。今後ともよろしくお願い致します。

お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました。


左はハイク行政書士法人の石橋 俊之

取材日時 2016年12月
取材制作 カスタマワイズ
デザイン・ジャパン・システム株式会社のサイト

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