計装工事というだけでは、どの業種に該当するかの判断はできません。計装工事のうちのどの部分を請け負っているかで業種が異なるからです。
計装工事を完成させるには、電気工事、電気通信工事、管工事などが関連しているケースが多いように思います。計器などに関連して強電の工事を行うのであれば電気工事になりますし、空調の自動制御などの計装工事の場合は管工事に該当するケースもあります。また、全体のシステム構築工事などの場合は電気通信工事に該当します。
電気工事だけとか、管工事だけということは少なく、業者さんからは「全部まとめて計装工事なんだけどな~」という声をよく頂きます。おっしゃることはもっともなのですが、建設業許可を受けるためには、いずれかの業種の許可を受けなければなりません。
可能であれば、電気工事、電気通信工事、管工事の許可を受けるのが理想ですが、要件の制約から3業種は受けられない場合もあります。その場合は、金額の割合が大きい業種から許可を受けたり、元請業者の意向に沿うように許可を受けたりしていきましょう。