大工工事に該当するのはどんな工事なのでしょうか?

大工工事の内容は「木材の加工又は取付けにより工作物を増築し、又は工作物に木製設備を取付ける工事」とされています。

木工事として扱うものが大工工事に該当すると思っていただくとわかりやすく、型枠工事、造作工事なども大工工事に含まれます。

弊事務所で取り扱った事例としては、柱や梁を補強する耐震工事、それから壁を工事する界壁工事なども大工工事で申請したことがあります。建設業の分類では外壁を扱う工事は防水や塗装工事として分類されることもあるのですが、木の部分を工事するということで大工工事に分類されました。

また、大工工事は内装工事とも関連していることが多く、専任技術者の実務経験ではこの2業種間で工事を振替えることも可能となっています。新築工事で柱や梁の工事を請け負うのは大工工事だとわかりやすいですが、リフォーム工事などになってくると、内装工事で請け負っていても柱や壁工事が含まれていることは多いので分類すること自体も難しくなることがあります。

大工工事と内装仕上げ工事と両方の許可が取れれば問題はありませんが、どちらかしか取れない場合などは実態に即した申請が必要になってきます。