東京都では前任者と新任者の確認資料を合わせて提出します

専任技術者の変更時に提出する書類

専任技術者の変更をする場合は以下の書類を提出します。

  • 変更届出書
  • 専任技術者一覧表
  • 専任技術者証明書
  • 技術者の要件を証する書面
  • 確認資料

以前は、変更届出書や専任技術者一覧表といった書類は提出不要でしたが、平成27年から提出が必要となりました。また、専任技術者証明書は前任者の分と新任者の分でそれぞれ用意する必要があります

専任技術者の要件を証する書面

専任技術者の要件を証する書面には以下のような書面が該当します。すべてが必要というわけではなく、専任技術者になる方がどういった要件を満たしているかで必要なものが異なってきます。

  • 修業証明書・卒業証明書(専門課程を卒業している場合)
  • 資格者証・免状(国家資格者の場合)
  • 実務経験証明書(実務経験で要件を満たす場合)
  • 指導監督的実務経験証明書(特定建設業で実務経験の場合)

実務経験証明書で要件を証明する場合は、実務経験期間に勤務していた会社での常勤性の確認や、実際に工事に従事していたかどうかの確認もあります。社会保険の加入履歴を取得したり、契約書や注文書の提示が必要になったりすることもあります。

実務経験期間に勤務していた会社が建設業許可を受けていたかどうかなどで必要な書類が異なってくるので、状況に合わせて用意をしていきましょう。

確認資料

専任技術者は建設業許可の要件にもなっており、要件を満たす人が会社にいない期間があってはいけません。そこで、東京都の場合は、前任の人と新任の人の在籍が重複しているかどうかを保険証のコピーや資格喪失届などで確認します。前任者が退職している場合は、新任者の資格取得年月日と前任者の資格喪失日を見ることによって期間が空いていないことを確認します。

また、新任者が常勤として勤務できる場所に住所があるかどうかを住民票などで確認します。概ね1.5時間~2時間以上通勤に掛かるようだと、追加の資料として通勤定期のコピーなどが求められます。

otoiawase