Q.常勤ってどうやって証明するの?

常勤の証明は社会保険被保険者証などでします。被保険者証に事業所の名前が入っているので、これによって常勤を証明します。そのため、国民健康保険被保険者証などで、会社名が記載されていない場合は、常勤の証明とはならないので、他に住民税特別徴収税額通知書や確定申告書(一定の役員報酬が出ていることが必要)などの資料が必要になります。

「建設業許可申請のときだけ、専任技術者になってもらってその後は抜けるのは可能ですか?」という質問を受けることがありますが、専任技術者がいることは許可の要件になっているため抜けてしまった時に後任がいなければ許可は継続ができません。

Q.専任技術者と経営業務の管理責任者は兼任することも可能ですか?

はい。可能です。ただし、要件を満たしていることが条件になります。

Q.実務経験は必ず10年必要なのですか?

所定学科を卒業していれば、高校卒業の場合は5年、大学(高等専門学校などを含む)を卒業していれば、実務経験は3年で認められます。ただし、建設業許可申請の際に卒業証明書などが必要になります。

Q.ひとつの営業所に何人も専任技術者を置くことは可能ですか?

原則として1業種につき1人となっています。複数業種の許可を受けるのであれば複数の専任技術者を配置することもあります。ただ、専任技術者は営業所で業務に従事するとされているので、厳密に言うと現場に出ることはできないことになっています。経営事項審査を受ける時はこの点も確認されるので、専任技術者は必要最低限の数にしておくことをお勧めします。

Q.2業種以上の建設業許可を取得したいのですが、専任技術者の要件はどうなりますか?

免状などを持っていて要件を満たしているのであれば、2業種以上の建設業許可の申請も可能です。実務経験で専任技術者になる時は1業種につき10年の実務経験が必要になります。2業種の建設業許可で専任技術者になるのであれば、実務経験は20年必要となります。

Q.2ヶ所の営業所を1人の専任技術者が担当することはできますか?

いいえ、できません。先ほどもお話したように専任技術者は営業所で業務に従事するとされています。そのため2ヶ所に営業所がある場合は、専任技術者は2人以上必要となります。

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