役所の審査にかかる期間が1〜3ヶ月程度です
お問い合わせいただくと必ず聞かれるのが「どれくらいの日数で許可が下りるのか?」ということです。申請に出す役所によって処理期間が異なるため、どこに申請を出すかで許可が下りるまでの期間は変わってきます。
建設業許可の申請が受理されると役所の審査に入ります。この役所の処理期間がそれぞれで異なるのです。東京都の場合だと30日程度。埼玉県や神奈川県は1ヶ月半〜2ヶ月程度かかることがあります。大臣許可で国土交通省に申請をした場合は3ヶ月程度の審査期間がかかります。
また、申請までには必要書類の作成や添付書類の準備をする必要もあります。許可が下りるまでの期間で考えると、この書類収集の期間も考慮しなければなりません。
すぐに手元にある書類だけで申請できることは少なく、場合によっては以前勤めていた会社から書類に押印してもらったりする必要もあります。身分証明書のように本籍地のある役所で取らなくてはならない書類や、履歴事項全部証明や登記されてないことの証明書のように法務局で取らなくてはならない書類、都道府県税事務所で取る事業税の納税証明書または税務署で取得する法人税の納税証明書なども必要です。
これらの添付書類の用意、社内の書類の準備、申請書類の作成にも時間がかかることがあります。仕事をしながらだったりすると、途中で嫌になってしまい、ご依頼をいただくというケースも多くあります。
建設業許可申請の準備は余裕を持って早めに
冒頭にも書いたように、いつ許可が下りるのかは多くの方の心配事のようです。「来月に大きな契約がありそう」というように、決まった期日までに許可が必要という悩みをお持ちの方も多いです。すぐに取れるものだと思っているかもいらっしゃるようで「東京都の申請で審査に30日かる」とお答えすると「そんなにかかるのですか?」と皆さん驚かれます。
審査までの準備も考えると、比較的処理期間の早い東京都への申請でも、早くて1ヶ月半くらいはかかるでしょう。建設業許可を受けるまでにはある程度の日数がかかることを覚悟して準備を始めてください。